引きこもりと精神疾患の関係とは?
- 生活支援員
- 2022年3月15日
- 読了時間: 4分
こんにちは!自立訓練・生活訓練で看護師をしている鈴木です。
外にでないでずっと自宅にこもってしまっている方は精神的にどうなの?って思った方もいるかと思います。
今回は「引きこもりと精神疾患の関係」についてお話ししていきます。
それではまずはじめに、引きこもりてどんな状態?ってところから見ていきましょう。
引きこもりってどんな状態なの?
そもそも引きこもりってどんな状態なのってわからない方もいらっしゃると思います。簡単に言ってしまえば「いろんな要因から家から出ない、仕事や学校に半年以上いけなくなってしまった状態」です。
私自身も学校や仕事にいきたくないなあってことはありました!でも1日くらいのズル休みで済んでいましたが。。。原因は今考えると単にだるい・行きたくないって理由でした!
しかし、長く引きこもってしまう方はとても辛い思いをしてきています。
その辛さの要因はどんなことがあるのでしょうか?

引きこもりになる要因は?
引きこもってしまう要因はいくつかあります。
①学校や仕事先でいじめられた
②環境になじめなっかった
③コミュニケーションがとれない
④家からでるのが怖い
⑤周りの目を気にしすぎてしまう などなど。。
これだけ見ても、引きこもりになってしまう方は辛い体験や経験をしてきているのですね。
引きこもりになってしまった本人はもちろん、1番近くにいらっしゃるご家族や友人もまた辛い体験や経験になってしまいますよね。
そして、本人はこの状況になってしまったら外に出たくなくなりますよね。。
でも、本当にこの要因だけで長く引きこもってしまうのでしょうか?
そこには、なにかしらの精神疾患が隠れているのかもしれません。そこで、この要因を引き起こしそうな精神疾患があるのか見てみましょう。
どんな精神疾患があるの?
うつ病、統合失調症って皆さん聞いたことがありますか?この2つは精神疾患のなかでも代表的は病気になります。
みなさんの周りにも、「家族にいます」「職場にいます」「学校にいます」
って方もいらっしゃるかと思います。また、周りにはいないけど、聞いたことはあるよって方もいるかと思います。
ここでは簡単な病気の説明をしますね。(詳しく知りたい方はこちら)
うつ病とはストレスがものすごくかかった状態で、
①一日中、気分が落ち込んでいる
②何も楽しめない
③寝れない
④食欲ない
⑤疲れやすい
といった症状がでる病気です。
統合失調症とは、
①見えないものが見える幻覚
②聞こえないことが聞こえる幻聴
③喜怒哀楽の感情が出にくくなったりする
といった症状がでる病気です。

簡単に書いただけでも、日常生活を送る事すら難しい状態になると思います。これでは外に出ることはもちろん、仕事や学校なんてとても行けるような状態ではないことが想像できますよね。
では、この2つの病気の症状や特徴から想像してみましょう。みなさんならどう感じますか?私なら外に出ることが嫌いになります。家にいた方が楽な環境になりますからね。
ん?ちょっと待ってください。
家に引きこもってしまう理由って精神疾患のさまざまな病気の症状も関係しているとおもいませんか?
学校や仕事先でいじめられた→気分が落ち込んで行きたくない
環境になじめなっかった→楽しめないから何もしたくない
コミュニケーションがとれない→人と話すのが疲れる
家からでるのが怖い→塞ぎ込んでしまう
周りを気にしてしまう→見えないものが見える・聞こえないものが聞こえてくる
環境やストレスが原因で、精神疾患を発症してしまい、そこから塞ぎ込んでしまったり、引きこもるようになってしまっているのがわかると思います。
これが引きこもりになってしまった方と精神疾患の関係になります。
この状況からも本当に辛い気持ちになってしまうことが容易に想像できますね。
まとめ
引きこもってしまう原因は、精神疾患と密接な関係にあることがわかりましたね!
精神疾患を知らない方からみたら、「ただの甘えでしょ」「もっと頑張りなよ」
って思うかもしれません。
しかし、甘えや頑張りが足らないとは一概には言えず、精神疾患が引きこもりを誘発してしまうケースも少なくありません。
今回の記事の「ひきこもりと精神疾患の関係」知っていただき、引きこもりになってしまった方や精神疾患を患ってしまった方、そしてその関係の理解につながると嬉しいです。
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